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2009-05-19 (Tue) | 絵本 | COM(0) | TB(0)
三コ (日本傑作絵本シリーズ)三コ (日本傑作絵本シリーズ)
(1969/08)
斎藤 隆介

商品詳細を見る
おすすめ度
ジャンル:感動
読んであげるなら小学校低学年
自分で読むなら小学校中学年~


「花さき山」「もちもちのき」の斉藤隆介と滝平二郎さんのコンビで贈る、心に感動を与える絵本。三コは秋田の平野にずっと昔から生きている子。その山のように大きな体を見たものは誰もいなかったが、三コのやった仕事だけは目にすることはできた。例えば、きこりたちのために谷川にかけられた橋や百姓たちのためにつくられたため池など。そんなある日、三コの姿を見ることができたものがいる。オイダラ村のオンチャと呼ばれる次男坊や三男坊たちだ。彼らは跡取りでないために仕事がない。そんな彼らのために、三コは山に木を植え、きこりの仕事を作ってあげた。ところが、ある日、その山が山火事になる。どんどん燃え広がる山火事。このまま、火が広がれば、秋田の国は火の海になるかもしれない…というその瞬間、三コは山を抱きかかえて火を消そうとしがみついた。村人たちに最後の笑顔と「焼け跡にはまた木を植えろ」という言葉を残して…。
斉藤隆介の民話風の創作絵本。あとがきには次のような言葉が記されています。「八郎は水に入って死に、三コは火にかぶさって死ぬ。しかし、太く貫いて共通点はある。それは、八郎も三コも働く貧しい人々のために命を捧げて死ぬ巨人だということである。しかも、はにかみを知る心優しき巨人だということである。それが、私の、人間の理想像だ」と。「花さき山」で老婆が言った、「いいことをすれば花になる。命を捧げれば山になる」という言葉がよみがえり、山のように大きな命の尊さを深く思う。命を無駄にすることなく、誰かのために生きること。私たちが忘れがちなものがこの絵本には描かれています。


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今日のニュースで滝平二郎さんが16日になくなったことを知りました。コチラ

「モチモチの木」「花さき山」「ふき」「八郎」など数多くの名作を世に送り出してきた斉藤&滝平コンビ。

斉藤さんのけなげで力強い純粋なものたちの生き方を描いた作品に、滝平さんのどこかあたたかく、迫力に満ちた切り絵の挿絵が見事に調和し、見るものに深い感動を与えてくれます。

上の「三コ」の斉藤さんのあとがきの続きには、次のような滝平さんの仕事への情熱を感じさせる言葉が描かれています。

「この十年(1975年当時)、常に私の挿絵を書いてきてくれた滝平さんが、それを(三コ)をすばらしい絵本にしてくれた。前作「八郎」よりさらに一段の進境である。かいてはかき直し、かき直してはかき、私と編集者を二年待たせた。できばえは待ったかいがあった。インスタントばやりの当今、作者も画家も編集者も、こんなもどかしいような手間をかけたことに、私はひそやかな誇りを感じている」

このあとがきが書かれた時から30年以上の時が過ぎ、さらにモノつくりは時間短縮へと突き進んできています。

気の遠くなる作業を繰り返し、何度もやり直し、納得のいくまで手間をかけられた傑作。

絵を見ただけで心を打つものがあり、心に深く刻まれる印象。

そんな作品を創りあげることのできる人を失ったことが、とても悲しいです。



ご冥福をお祈りします。



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