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2006-08-05 (Sat) | 絵本 | COM(8) | TB(0)
ちいちゃんのかげおくり ちいちゃんのかげおくり
あまん きみこ (1982/08)
あかね書房
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おすすめ度
ジャンル:戦争
読んであげるなら6歳~
自分で読むなら小学校低学年~


お父さんが出征する前日、家族で「かげおくり」をしたちいちゃん。
空に浮かぶ幻影はまるで離れ離れになる前の家族の記念写真のように写ります。
そして、夏の夜、空襲がやってきます。
お母さんはちいちゃんを抱き、お兄ちゃんの手をひいて逃げます。
ところが、お兄ちゃんが怪我をしてしまい、ちいちゃんは手を引かれ走るうちにお母さんとはぐれてしまいました。
「おかあちゃん、おかあちゃん」どんなに叫んでも、焼けたおうちのあとに行ってもおかあちゃんは見つかりません。
知らないおじさんや近所のおばさんが助けてくれるのですが、やはり戦時下。自分たちのことに精一杯で、幼いちいちゃんはひとりぼっちになってしまいます。
暑く寂しく怖い夜を何度か過ごし、ちいちゃんはかげぼうしの夢を見ます。
お父さんの声、お母さんの声、お兄ちゃんの声も聞こえます。
空に浮かぶ家族のかげぼうしに吸い込まれるように空へ上っていくちいちゃん。夏のある朝、小さな命が空へ消えてしまった瞬間です。
それから何十年。子供たちが笑い声を上げて遊ぶ公園は昔ちいちゃんがかげおくりをして遊んだ場所。

今の平和な光景のもとには、昔、こうしていくつもの小さな命が戦争によって失われたことを痛感させられる絵本です。
残酷なシーンはひとつもないですが、幼い子が親とはぐれ、たったひとり孤独な中で命を失っていく様子は切なく、悲惨で心が痛みます。
戦争とは家族の幸せを奪い、幼い子供たちが一番犠牲になる…冒頭の家族でかげおくりをする穏やかなシーンとラストシーンが対照的でいっそう戦争の残酷さを物語っているようにうつります。
少しでも子供たちに戦争の悲しさを伝えていくためにこの絵本をオススメします。

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きっと子供たちはこの絵本を読んで、ちいちゃんはかわいそうとかそんな印象をまず抱くのでしょうね。

私もそうでした。

が、子供を持ち、また再び、この絵本に目を通すようになって、物語から得た感想は違ったものになっていました。

今、戦争が起こったら、私は子供を守りきれるだろうか…。

頼りになる旦那は「出征」のため戦地へ行き、

残された私は空襲や餓えから子供たちを守らなくてはならない。

そんな状況になったらどうするのか…。

絵本を開くたび、そんな思いに駆られます。

今、日本では子供たちも平和な暮らしをおくり、餓えや爆撃を恐れる生活とは無縁です。

でも、イスラエルのパレスチナへの爆撃により犠牲になっているたくさんの子供たちがいることも現実。

そして、それ以外にも戦争や紛争によって次々と失われている小さな命がたくさんあるのも事実です。

子供たちに戦争を知るきっかけに、私たちが戦争を考えるきっかけにもなる絵本です。

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