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2005-11-06 (Sun) | 絵本(外国の作家) | COM(2) | TB(0)
オオカミと石のスープ

おすすめ度
ジャンル:童話
読んであげるなら5歳~
自分で読むなら小学校低学年~



ある冬の夜、動物たちの村へ年老いたオオカミがやってきます。訪れたのはめんどりの家。最初は、オオカミを家に招きいれるのを躊躇していためんどりですが、「石のスープを作ってあげるから」という言葉に興味を持ち、オオカミを招きいれてしまいます。
石のスープってどんな味かしら…と浮かれるめんどりの側で怪しい目つきをするオオカミ。このまま、めんどりがスープにされちゃうの???と読者は思うでしょう。
すると、めんどりの家へブタが心配してやってきます。ブタも石のスープに興味を持ち、さらに材料まで提供します。そして、次々にいろんな動物がやってきて…。
恐らく、最初はオオカミはめんどりをうまく騙して、めんどりのスープを作ろうとしていたのでしょう。企みを察しているかのように次々と訪れる動物たち。そして、石のスープとは別に材料たっぷりの野菜スープが出来ていくうちに、オオカミは本来の目的を果たせなくなります。そのまま、美味しく出来上がったスープを動物たちと味わって、そしてめんどりの家を去ります。
最後のページには「二度とこの村にはこないでしょう」の言葉が記されています。
この本を読んだ子供たちは、オオカミをどのようにとらえるでしょう。
最後までポーカーフェイスで動物を騙した悪いオオカミと思うでしょうか?
それとも、途中で諦めて、動物たちのために美味しいスープを作ってあげた親切なオオカミととらえるでしょうか?
それとも…。
この絵本は、ひとつの答えやとらえかたを示してはいません。
読んだ人がその時の気持ちや、その時の状況に応じて様々な捉え方をするでしょう。それが、この絵本の魅力だと思います。
動物たちをのんびりやでまぬけと思う見方もあれば、意外とオオカミの意図を察してしたたかだと思う見方もあるでしょう。
子供たちのいろんな状況や成長の過程で読んであげて、感想を聞いてみるのも面白いですね。スッキリとユニークに描かれたイラストも印象的です。

ちょっとわき道
この絵本を読んだ娘と息子の感想は「まだよくわかんない」でした。
幼稚園児では、この絵本が言いたいことを理解するには早いかもしれなかったです。
でも、幼稚園児では「わからない」が、小学校になってどう感じるかが楽しみです。中学校では、そして大人になったら…。
再び、絵本をめぐって子供たちと話ができるのも楽しみです。

ちなみに私は人の良いどろぼうの話を思い出しました。
どろぼうに入ったものの何故かその家の人に言いくるめられて、食事までして泊まっていく話。。。
サザエさんか、何かで読んだことがあります。

人間は自分が貧しい思いをしていると、人を騙しても利益を得ようとしてしまいますが、満たされた人々や純粋な人々に親切にされたり優しくされると、そんな欲が失せてしまうのかもしれないですね。
ただ、最近では、そんな純粋で親切な人を欺く人々が増えてきているのも事実ですが…。


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