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2006-02-13 (Mon) | 絵本(外国の作家) | COM(6) | TB(4)
おおきな木
おおきな木
おすすめ度
ジャンル:LOVE
読んであげるなら6歳~
自分で読むなら小学校低学年~



無償の愛を語るならこの作品ほどふさわしいものはないと思う。
仲良しだった1本のりんごの木と少年。幼い頃は木登りしたり、木陰で昼寝をしたり、一緒にいるだけで安心できる関係が、やがて少年が成長するに従い、木に要求するようになります。
お金が必要と少年が求めればりんごを与え、大人になった少年が家が欲しいと言えば枝を与え、中年になった男が遠くへ行きたいと言えば、船を作るための幹を与え、老いた男が安らぎたいと言えば切り株になった身を捧げる…。
一見、無情にも思える男の要求と自らを犠牲にしてまでも与え続ける木との関係は、愚かに思えるかもしれない。
でも、「愛」とはまさにこういうものなのではないでしょうか?
GIVE&TAKEの関係ではなく、ただ相手を想い、相手を喜ばせることに、幸せを感じること。
この物語を読むたび、私は「母性愛」を感じます。
子の幸せのためなら、人から愚かと言われようとも、持てる限りの能力を駆使し、与え続ける母親たち。
それは時には、時間であったり、労働であったり、才能であったり、そして命であったり…。
このような無償の愛を愚かと呼ぶ人もいるかもしれませんが、人にはこのように無償で自分を愛し続けてくれる人が必要なのかもしれません。特に、物理的に与えることのできない子供にとっては。
安心でき、いつでも帰ることのできる場所、それが少年にとっては木であり、世の母親たちなのではないでしょうか?
物語の素晴らしいところは、木は能力の限界まで男に与え続けますが、能力以上のものは与えません。つまり、「限りあること」をさりげなく伝えているのです。その範疇で問題を解決せよと暗に諭しています。

世の中全てが拝金主義的な考えの中、このようにあふれんばかりの「愛」を感じる物語こそ、子供たちに読んであげたい作品です。
子供たちがこの物語を読んで、少しの安らぎと希望、そして自らが母親の大きな愛に包まれていることを感じてもらいたいと想います。

ちょっとわき道

最初に娘にこの絵本を読んだのは5歳。

その時は、「木がかわいそう」という感想でした。

年齢を重ねるごと、さまざまな経験を積むごとに彼女がこの物語から感じることは変わっていくでしょう。

私も子供を産むまでは、木の気持ちはどうしても理解できませんでした。

でも、子供の幸せを願い、子供の喜ぶ笑顔を見るたび、少しずつ「木」の心境が分かってきたような気がします。

ただ、一緒にいるだけで幸せ、その笑顔がみたい、あなたが幸せになるなら…。そんな崇高な心を持つことができるというのは、ある意味幸せなことかもしれないですね。

ちなみに、私は「母性愛」と受け取りましたが、「友愛」でも「恋愛」でも読む人によって「木」と「少年」の関係はさまざまだと想います。

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