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2006-01-31 (Tue) | 絵本(日本昔話) | COM(3) | TB(0)
島ひきおに
島ひきおに
おすすめ度
ジャンル:昔話(節分)
読んであげるなら4歳~
自分で読むなら小学校低学年~



小さな島にひとりで住んでいる鬼は遊ぶ相手も、話相手もおらず寂しくて寂しくてたまりません。
鳥や船を見ては
「おーい、こっちゃきて、あそんでいけ!」と声をかけます。
でも、当然、誰も相手にはしてくれません。

ある日、人間と一緒に暮らすことを夢みて、鬼は住処の島をひっぱって村へやってきましたが、村人たちは怖がって別の島へ行くように言うだけです。どこへ行っても歓迎されず、他所へ行けと言われる鬼。東の島では「おにはそと!」とまめを投げつけられ、西の島では南に行けと言われ。。。。
結局、しかたなく、また島をひいて友達を探しに南の海へ…。
そして、島は波にさらわれて、いつしか消えてしまい…。

作者の山下明生さんがいうには、これは広島県の敷島に伝わる民話だそうです。引島がいつの間にか敷島と呼ばれるようになったのだとか。
言い伝えでは、鬼はここで命尽きて死んだそうです。山下さんはどうしても鬼を死なせたくなくて、どこまでも海を歩き続ける物語にしたのだそうです。
確かに、南の海を彷徨ううちに、もしかしたら、村人が友達になってくれる島にめぐり合えるかもしれない…そんな希望のかけらを少し残してくれている結末です。
でも、やはり、この物語は、悲しいお話。
ただ、友達になって欲しいだけなのに、それが叶えられず、騙されたり、ののしられたりしながら、重い重い島を引いて歩き続けるなんて、鬼にとっては残酷な物語ですね。
そんな状況なのに、鬼があきらめず、ただ希望だけを胸にひたすら頑張る姿に胸が熱くなってしまいます。
節分の日にどうぞ。

ちょっとわき道

鬼にまつわる物語の中で、本当の悪い鬼の話ってどれぐらいでしょう。

パッと思いつくのは、「一寸法師」や「ももたろう」ぐらい。

あとは、鬼に生まれてしまったために、悲しい思いをするような話ばかりです。

今回のお話もそうですね。

民話にしても、創作物語にしても、鬼は必ずしも悪くありません。

むしろ、どちらかと言えば人間の方が残酷だったりします。

そして、鬼と人間を分けるものって、姿かたちなんですよね。

異形のものに対する人の差別心から「鬼」って現れたのでしょうか?

だとすれば、鬼と呼ばれているのは、実は普通の人間で、鬼と呼んでいる人こそ「鬼」の心を持っている人なのかもしれないですね。

見た目だけで判断しないこと。

本当の心を見抜くこと。

とても大切ですね。

子供たちには必ず教えてあげなければならないことのように思えます。

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