子供と絵本と楽しいコト
![]() | もうこわくない マリー ウァブス (2002/09) 金の星社 この商品の詳細を見る おすすめ度 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ジャンル:虐待の絵本 ![]() 読んであげるなら5歳〜 自分で読むなら小学校低学年〜 |
ミューは小さなこぐま。友達のおおかみさんはいつも一緒に遊ぶ仲良しです。おおかみさんと遊ぶのは楽しくて大好き。だけど、時々、乱暴をしたり、痛いことをしたりしていやになることも。もう嫌だ、誰か助けて!と思ったとき、おおかみさんに「誰かにしゃべったらおまえを食べてやる」と脅されました。最初は怖がるミューですが、誰かに相談しようと決意します。
かわいらしい、ぬいぐるみのようなこぐまのイラストは、物語のリアルな残虐性を子供向けに和らげてくれる効果があります。
それでも、話の内容はとても現実的。ここではおおかみを友達と表現していますが、幼児虐待、性的虐待を物語っているようです。そして、読むものにとってはいじめにも通じるものがあるでしょう。
虐待やいじめは加害者から口止めをされ、被害者は苦痛を強いられ我慢しなければならない状況が多いです。
どうすれば解決できるか…その一番の方法は、「いや」という意思を相手に伝え、まず誰かに相談すること。隠蔽された中での悲劇を誰かに伝え、援助を受けることです。
この絵本では小さな子にも十分理解できるように、やさしい文章でその方法を導いてくれています。
大人にも子供にも読んでほしい一冊です。
ちょっとわき道
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どこで覚えたのか、最近の息子の流行(?)は「カンチョー」。( ̄Д ̄;;
スーパーなどでレジに並んでいると、後ろから「カンチョー!!」
マジで痛いからやめてよ!!ヽ(`д´;)/と言っても、アハハヽ(´▽`)/と笑っている。
息子が何か悪さをして怒ると
「そんなこと言うたらな〜、カンチョーするでぇぇぇ」と脅しまでしてきた。。。。。( ̄Д ̄;;
背が低いからかがむ必要のない分、突然襲ってくる息子のカンチョー。
しかも、無言でやるから余計突然なのだ。
時と場所を選ばないのも始末に終えない。。。。。
マジで怖いんですけど…。
んで、対抗策を考えた。。。。
カンチョーに対抗するには、敵に後ろを見せないことだ。
息子の気配を後ろに感じたときは、クルッと振り向き正面になる。
そのまま、息子と一緒にクルクル回る…。
………
でもさ、これしていると、ちっとも仕事がはかどらないんだよね。
息子はとても喜んでいるけど。。。。
キャーキャー言っているけど。
ちなみに、一番、襲われる場所はキッチン。
料理していると気づかないんだな〜。
突然の息子の襲撃に「ウギャー」の悲鳴が上がること数知れず…。
変な遊びはやめましょう☆
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![]() | いのちのいろえんぴつ 豊島 加純、マイケル グレイニエツ 他 (2006/04) 教育画劇 この商品の詳細を見る おすすめ度 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ジャンル:心に響く ![]() 読んであげるなら小学校低学年〜 自分で読むなら小学校高学年〜 |
絵本というより絵と詩で綴られた記録史と言う方が正しいかもしれません。
この本は10歳の時に脳腫瘍を発病した豊島加純さんが、先生からもらった12色のいろえんぴつで描いた絵と詩を綴ったもの。
作者のこやま峰子さんが、加純さんや周囲の気持ちや様子を感動的に描いています。
7歳の時に先生に褒められた詩。
そして、発病後、次第にマヒが現れてからの詩。
右手が使えなくて、左手で書いた詩。
ページをめくるたび、加純さんの病気が進行し、麻痺が強くなっているのが、文字の様子で痛々しいほど伝わってきます。
それでも、憂鬱な気分にならないのは、加純さんの素直で純粋に生きようと頑張っている詩のおかげ。彼女の詩は病気のネガティブなことを綴るのではなく、明日に希望を持ち生きることを諦めない少女の素朴な感情があふれています。
物語の深刻な様子を払拭するような、彼女のキラキラとした感性と筆圧に込められた生きることへの努力に、読者は圧倒され、そして心が震えるような感動をもたらされます。
一人の少女が生きた証。
こんなにも純粋で、こんなにも優しく、そしてこんなにも強く生きることを願って。
「精一杯生きること」を感じさせてくれる作品です。
ちょっとわき道
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息子の大好きなものがコレ↓

私の愛用のバスローブ。
タオル地のフワフワ感がたまらないらしい。
ハンガーにかけて吊っているのに、すぐに引っ張り下ろして、
くるまっているのが好きらしい。。。。。
こんな風に…

赤ちゃんみたいじゃなくて、赤ちゃんそのもの…( ̄Д ̄;;
おい、おい、もう五歳になったんだよ〜( ̄Д ̄;;
呆れていると、娘がウキウキしながらやってきて、
娘「おーよしよし、どうしたの? おなか空いたの?
ママ、おなかすいたんやって!! おっぱいあげてよね!!」
えぇぇ〜ΣΣ(゚Д゚;) マジですかぁ????
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『あなたはちっともわるくない
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ジャンル:虐待

読んであげるなら6歳
自分で読むなら小学校低学年〜
この絵本はできれば大人に読んでほしい児童虐待をテーマにした作品。ちびくまが手に刺さったとげを抜いてもらうために、訪れたやぎ先生の診療所。やぎ先生はちびくまの体にあざがあることを見つけます。決して、虐待されていると言わないちびくまにやぎ先生は、優しく伝えます。
身体的暴力も言葉の暴力も心にとげが刺さる。
性的虐待もネグレクトも心にとげが刺さる。
「どうしておとなはいやなことをするの?」ちびくまが尋ねると、
大人の心にもとげが刺さっているからだ、と。
自分が悪いから虐待をされるんだ…と思い込んでいるちびくまにやぎ先生は言います。
「ちびくまはそのままでいいんだよ。たとえ悪いことをしてもなぐるのはいけないこと」
いやなことをされた時は、「いやだ」というのが大事。やめてと言えなかったら、誰かに話すんだ、と。
そして、友達のたろくま、やぎ先生、ブランコ、滑り台が「あなたはちっともわるくない」とちびくまに言います。
ちびくまの心がホッと温まり、笑顔が戻ります。
この絵本の素晴らしいところは、まず、虐待のメカニズムや虐待がどうしていけないのかを子供にも分かるような物語で描かれているところです。
そして、虐待を受けた時、どうすればいいのか、どう乗り越えればいいのかもちゃんと記載されています。
大人は後書きをじっくり読んでみてください。決して、子育てはこうあるべきというマニュアルなことは書かれていません。作者の子育て経験も記載されており、実体験に基づいた心に響く作者からのメッセージが綴られています。
親子で考えたい絵本です。
ちょっとわき道
ちょっと最近、生意気盛りの娘。
時々、私もイラッとして思ってもいないことを口にしてしまうことがあります。
思わず「あっ、いけないこと言っちゃった」と反省するのですが、きっと娘の心には痛々しいとげが刺さってしまっているのでしょう。
泣きながらごめんなさいと言う娘の顔を見ていると、「あぁ、ごめんなさい」と胸が痛くなります。
虐待は諸刃の刃。子供を傷つければ傷つけるほど、自らを傷つけることになります。
お互いその傷は見えないけど。
愛しい娘を傷つけてしまった時は、自らの傷も癒すように、ギュッと抱きしめて「ごめんね」と言います。
娘の傷が癒されたら、不思議と自分の心も穏やかな気持ちになれます。
育児は大変だけど、いっぱいいっぱい素敵なこともあります。
そして、たくさんの失敗や反省を積み重ねて、母親として成長しつつある自分を見つけることもあります。
一人前になるのは、きっとバァちゃんになってからだと思う。
この絵本はC・mamaさんのブログで見つけました。
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ジャンル:悲しい&心に響く

読んであげるなら4歳〜
自分で読むなら6歳〜
並んでいる本の中でふと目にとまったこの絵本。何気なく手にとって、パラパラとめくってみた。
「なぜ?」
「また?」
「なんのためにうんだの?」
真っ赤な紙に描かれたくまのぬいぐるみ。ページをめくるたび、どこか傷ついて、そして次第に壊されていく…。
ぬいぐるみのコロンとした体型、あどけない瞳…子供そのものだ。それが、手がもがれ、中綿が飛び出し、目も外されて。
痛々しくて、胸が締め付けられそうになる。
そして、絵のよこに添えられる言葉は虐待される子供の気持ちを表したもの。
純粋な心は白字で、憎しみの心は黒い文字で重なり合うように描かれている。虐げられている子供は、こんな風に傷つき、同時に憎み、そして悲しんでいるのか…。
最後のページは流れる涙を抑えることができなかった。
著者は「この本を書いたのは 虐待が少しでもなくなればという思いと自分を変えるためのものです」と告げる。
私も思う、この本を読んで少しでも虐待がなくなれば、少しでも愛される子が増えることを祈る。
そして、この絵本を読んだ私の娘は「虐待」がなんなのかは理解できないものの「くまちゃんが可哀想だよ」と泣いていた。
ちょっとわき道
『京女のハマリゴト』でも紹介した絵本です。
今、なお増え続けている虐待。。。。
どうしてこんなことが起こるのか、なぜ子供を痛めつけるのか…。
そこに愛はないのか。。。。
なぜ、そうなってしまったのか。。。。
虐待は、虐待されている子を保護したとしても問題は解決しません。
虐待の連鎖や保護者の生活状況、精神状態…様々な問題が絡んでいます。
最近、虐待についての本を読んでいます。切なくなるもの、怒りがこみ上げるもの、無力感に陥るようなもの…被虐待児の背景にあるのは個々によって違います。。。。
でも、共通しているのは、子供は虐待されても親を慕う気持ちを持っているということ。。。。
劣悪な状況でも、どんなにひどいことをされても、親に愛されたい、もう一度優しい言葉をかけてほしいと思っているのです…。
とってもむなしくなります。。。
子供は宝物。
どんな親でも忘れないでほしいものです。
もちろん、私も。。。。
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ジャンル:ほんわか

おとなに読んで欲しい絵本
最近、お気に入りのみやにしたつやさんの絵本です。
恋をする時ってどんな時ですか?
恋をしたら、どんな気持ちになりますか?
恋をするってこんなに素敵なことで、こんなに自然なことと教えてくれる絵本です。
おおかみがのはらを駆け巡っていると、お花を摘んでいるぶたちゃんに出会います。
おおかみがどきっ!
思わず、ぶたさんにお花をプレゼント。
夜空に向かって吠えているおおかみを見て、ぶたちゃんがどきっ!
思わずおおかみのようにオォーンと吠えるぶたちゃん。
恋すると不思議と素直になれたり、切なくなったり、小さなことで嬉しくなったり、苦しくなったり…。
おおかみとぶたの恋を、詩のような文章とイラストで可愛らしく表現されています。
子供たちに読んであげましたが、いまいちピンとはこない様子。
逆に私の方が、メランコリックになったりしました。
初めて恋をした子に教えてあげたい一冊です。
ちょっとわき道
実は、最近、娘も息子も幼稚園に好きな子ができたみたい。
私「誰?誰が好きなん?」
娘「内緒。教えてあげへんもん」
息子「あんなぁ〜○○ちゃん」
女の子はおませさんなので、ほんとうに恋に近い好きみたいだけど、
男の子は単なる仲良し的な好きとしてとらえているみたいです。
あぁ〜、この子たちが燃えるような恋をするんだろうか…
なんて考えると、可笑しくもあり、ちょっぴり切なくもなります。
どうか、今だけはママやパパに恋していてくれぇぇぇ。
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ジャンル:哲学絵本


読んであげるなら6歳〜
自分で読むなら小学校高学年〜
英語のタイトルは「Missing Piece」。一部が欠けた石ころが、コロコロ転がりながら、失われたかけらを探すお話の絵本です。
「何かが足りない。だから僕は楽しくない」
だからかけらを探しに行く。雨の日も風の日も、いろんなものと出会いながら、登ったり、転がったりて…。
そして、出会った様々なかけら。
大きかったり、小さかったり、ピッタリのものでも僕がしっかりはめていなければ落としてしまったり、きつくはめると壊れてしまったり…。
やっと出会った自分のかけら。ピッタリ一つになって夢中で転がるうちに、何かを忘れていることに気づく僕。
僕はかけらをそっと置いて、また、かけらを探す旅に出る…。
この絵本に初めて出会ったのは学生時代でした。石は自分で、かけらは自分にぴったりの男性なのかな?と思った記憶があります。
今、再び、読んでみると、石は自分にぴったりの女性を探す男性のようにも思えます。シンプルな線だけで描かれたイラストと詩のような文章だけのこの絵本。3歳ぐらいの子供でも読める内容ですが、石の気持ちになって理解するには、大人に読んで欲しい作品です。
年齢を重ねるたびに、この絵本によって受ける印象も変わってくるでしょう。
お話を人間の人生のように捉える場合もあるし、恋愛中の男女を思い描く人もいるでしょう。捉え方は人それぞれ。でも、きっと、この絵本から何かを学び、何かを感じるはずです。
シルヴァスタインの独特の世界を倉橋由美子さんが見事に訳した、美しく切ない言葉も魅力的です。
ちょっとわき道
独身時代に読んだ感想と結婚してから読んだ感想がガラリと変わった絵本です。
学生当時は、この絵本は自分にぴったりの人を見つける絵本だと単純に思っていました。女の子が白馬の王子を待つように。自分にもぴったりの相性の人がきっといるはず!なんて。。。
結婚してから読むと、自分にぴったりのかけらと出会うのが結婚、そして結婚したはいいが、結婚生活は楽しいコトばかりじゃない。ラストシーンは離婚し、自由になったことを描いていると思いました。
そして、また、何年か経つと感想も変わるかもしれません。
この本には続編もあります。続編はかけらが主人公。一緒に読むと思いもさらに深まります。
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ジャンル:心に響く&印象的

読んであげるなら5歳〜
本日紹介するのは『わたしいややねん』という絵本。
描かれているのは車椅子のイラストと話しかけるような言葉だけ。
「わたしでかけるの いややねん」と始まり、ページが変わるたびに車椅子の向きや形が次々と変わっていきます。時には折りたたまれていたり、布にくるまれていたり…。車椅子の姿は作者の心。「人のようさんいてるとこ嫌いや」というシーンでは車椅子は横倒し。作者の語りかける言葉が、胸に突き刺さり、無機質な車椅子がまるで人間のように思えてきます。心が空虚な気分を表す時には、車椅子は濃淡のない、ただの細い線で形だけを描いたもので表現されてもいます。
著者、吉村敬子は、1歳2ヶ月のころ、脳性小児麻痺と診断された、障害者。手足が不自由な彼女は、外出時には車椅子を使っています。そして、言葉以上の想いを伝えるイラストを描いた画家は、著者の友人であり、彼女の車椅子を押し続けた松下香住です。単に、著者と画家という組み合わせでは、こんなにも絵と文章が互いに共鳴しあうような作品は産まれなかったはずです。
子供だけでなく、大人にまずは読んで欲しい一冊です。
子供なら小学生からがいいと思います。
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