子供と絵本と楽しいコト
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ジャンル:民話
読んであげるなら3歳~
自分で読むなら小学校低学年~
やまおくにひとりぼっちで住んでいた鬼。
あるひ、さびしくなってふともと村へ遊びにいったが、村人たちは皆怖がって、逃げてしまいます。何度もそんなことを繰り返すうちに、とうとう鬼は怒って、「そんならもっと怖がらせてやる」と本当に暴れ始めました。
村はずれの家に入った鬼が目にしたのは、すやすや眠る赤ん坊。
「ようし、赤ん坊から食ってやる」。鬼がグワッと口を開けたとたん、赤ん坊が目を覚まし、ニコッと笑いました。
赤ちゃんのもつ、不思議なほど純粋な笑顔。鬼の凶暴な心さえ、その笑顔にはかないません。
赤ん坊が笑えば笑うほど、嬉しくなって、そして、自らの過ちに気づいた鬼。
最後はジーンとする内容です。
どこか「ないた赤鬼」にも共通するようなお話。
ちょっとわき道 ←こちらも宜しく!!
今、息子がハマっているのはピアニカ。
帰ってきたらすぐピアニカを出してプピプピと吹いている。
チューリップやトトロのサビなどはマスターして、
今は第九の喜びの歌を熱心に演奏している。
ちなみにピアノも習っているんだけど、ピアノはあまり練習してくれない。
ピアニカがいいらしい。
なぜかは不明…。
そして、もうひとつハマっているもの。
それは「うんて」。
息子「ママ、うんてするし、見て!!」「ママ、今日、幼稚園でうんてしたで。逆さからもできたで!!」
うんて? (-公- ) ???
私「うんこか?」
息子「ちがーう!!ヽ(`д´;)/ うんて!!」
娘「ママ、うんていのこととちゃうの?( ̄Д ̄;;」
(゚Д゚)うんてい!! あぁ、公園とかにあるヤツね。
幼稚園にある黄色いうんてい(かまぼこ型)のにハマっている息子は、
毎日、手を黄色く染めて帰ってくるほど。
最近は前に進むことも、後ろ向けに進むこともマスターしたらしい。
次の目標は、人が前から来ても避けることができるようになること。
「今日はな、ケンちゃんが前から来たし、あかんかってん。明日は頑張るしな」
今度の母親の集まる会の時に披露してくれるそうだ。
ビデオ持参しなきゃな~。
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じゅうにしのおはなし くすはら 順子、ゆきの ゆみこ 他 (2004/12) ひさかたチャイルド この商品の詳細を見る おすすめ度 ジャンル:面白い 読んであげるなら4歳~ 自分で読むなら小学校低学年~ |
干支の由来を伝える昔話。
昔、神様は国中の動物たちに言いました。
「今度の元旦にここへ早く来たものから順に十二番目までを毎年の名前とする。一年間は動物の王様になれるのじゃ」と。
みんなが喜んで聞いている中、猫だけがいつもの癖でいねむりをして聞きそびれてしまいました。
そこで、ねずみに集まる日を尋ねたところ、「元旦の次の日。ふつかだよ」とねずみが嘘を教えます。
大晦日から元旦にかけての動物たちの駆け引きがユニーク。小さなねずみがなぜ一番になったのか、犬や猿、鶏の順の秘密など子供にも分かりやすく干支の順番を説明している内容です。
そして、今でも猫がねずみを追いかけるお馴染みのお話も盛り込まれています。お正月に読むのにふさわしい絵本。
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今年の干支は亥。
あちこちで牡丹鍋のチラシを見かけるのは気のせいだろうか…?
さて、旦那の実家から帰り、ようやくいつもの生活に戻ってきました。
お正月の間は旦那が子供を寝かしつけていたので、絵本タイムはお休みしていました。
最初のうちはたっぷり自分の時間が取れて、撮りだめしていたドラマを見たり、本を読んだりしていたのですが、
しばらく絵本を読んでいないと、ちょっぴり恋しくなってきました。
なので、久しぶりに絵本を読み聞かせた今日は、子供以上に張り切った私。
また、今年も絵本ブログを続けていきますので宜しくお願いしますね~ヽ(´▽`)/
※ちなみに、年末の大掃除でホコリを吸いすぎたせいか、のどがカスレ気味。絵本を読むのがちょっぴり辛かったわ。
が、内心ハスキーな声を少しだけ気に入っていたりもする。
中村あゆみの『翼の折れたエンジェル』を歌ってみたりもする。
アハハヽ(´▽`)/
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『天人にょうぼう 』/ 赤坂 三好、谷 真介 他
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ジャンル:昔話
読んであげるなら4歳~
自分で読むなら小学校低学年
水浴びをしていた天女の羽衣を隠してしまった木こり。天に帰れなくなった天女は優しくしてくれた木こりのお嫁さんになり、やがて子供も産まれ幸せな日々を過ごすようになります。ところが、ある日、天井裏に隠された羽衣を見つけてしまい…。
ご存知羽衣伝説のお話です。
最後は、天の約束事を破ってしまった木こりが天の川に流され、天女と1年に1度、7月7日にしか会えなくなってしまうという七夕のお話になってます。
中国にまつわる牽牛と織女の物語ではなく、馴染み深い羽衣伝説が七夕と由来があったというのが驚きでした。
巻末には七夕について説明も掲載されているのでためになる絵本です。
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子供たちが知っているのは織姫と彦星のお話。
この絵本を読んであげて、七夕のお話だよ、と言ってもピンと来ないようでした。
もう一つの七夕のお話として読んであげるのがいいかもしれないですね。
さて、先日、幼稚園から笹と七夕飾りを持って帰った息子。
幼稚園で工作したさまざまな飾りの中に願いごとをこめた短冊も発見しました。
そこには…
『やきゅう選手になりたいです』と…。
先日、このブログでも書いたように、図書館にあった短冊には
『サッカー選手になりたい』的なことを書いた息子。
サッカー熱はもう冷めたのか…。
次はオールスターか????
まぁ、夢をたくさん持つのはいいことなんだけどね。
ちなみに、私の願い事は…
『ダイエットに成功しますように…』です。
いやぁ、去年のパンツがひとつも入らなくなってかなりショックを受けているので…。
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佼成出版社 (1991.6)
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『たまごからうまれた女の子』
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ジャンル:昔話
読んであげるなら4歳~
自分で読むなら小学校低学年~
子どものいない金持ち夫婦は、毎日お宮へ行っては子どもをさずけてほしいと、神様にお祈りしていました。ある日家の前に、五十個の卵が入った箱がおかれていました。奥さんは大切に育てたいと思ったのですが、旦那様は気味が悪いと卵を川へ捨ててしまいました。
すると、川下の貧しいが心の優しい夫婦に拾われ、卵は大事に育てられます。数日後、五十個の卵から女の子が産まれました。
五十人の娘を育てるのは大変で、10年後にはお父さんが死んでしまいます。女手ひとつで五十人もの子供を育てるのは難しく、お母さんは真実を子供に話します。本当の母親を探しに、川上へ向かうと、そこには自分たちとそっくりの女の人がいました。
お金持ちの女性は、この子たちが自分が昔育てようと思っていた卵の子だと知り、一緒に暮らすことに。こうして、五十人の娘たちは川上の産みの母とも、川下の育ての母親とも仲良く暮らしたそうです。そして、こうして、女の子が産まれると五十人の優しい娘にあやかるため、人形を飾ったり、お米や蓬を添えるようになり、これがひな祭りの始まりというお話。
ほんとうか?
と思わずつっこみたくなるようなお話です。
五十人の女の子が産まれてくるなんて、想像しただけでも怖いくらいなのですが、そこは昔話。
娘を大切に育てることと、育った娘がやがて優しく頼りになるということを描いた絵本としてとらえてください。
ひな祭りの時におススメです。
ちょっとわき道
お雛様は飾りましたか?
先日、我が家でもヘトヘトになりながらようやく飾ったのでご紹介します。
息子が幼いうちは怖くて飾れなかった7段雛。
私が幼い頃から使っているものです。
息子に「これは神様なんだよ!!だから大切にしないとダメなんだよ!!」と言ったら、
毎朝、お雛様の前で両手を併せるようになりました。。。。
まぁ、大切にするという意味ではいいのだけどね(´Д`;)
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『島ひきおに』
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ジャンル:昔話(節分)
読んであげるなら4歳~
自分で読むなら小学校低学年~
小さな島にひとりで住んでいる鬼は遊ぶ相手も、話相手もおらず寂しくて寂しくてたまりません。
鳥や船を見ては
「おーい、こっちゃきて、あそんでいけ!」と声をかけます。
でも、当然、誰も相手にはしてくれません。
ある日、人間と一緒に暮らすことを夢みて、鬼は住処の島をひっぱって村へやってきましたが、村人たちは怖がって別の島へ行くように言うだけです。どこへ行っても歓迎されず、他所へ行けと言われる鬼。東の島では「おにはそと!」とまめを投げつけられ、西の島では南に行けと言われ。。。。
結局、しかたなく、また島をひいて友達を探しに南の海へ…。
そして、島は波にさらわれて、いつしか消えてしまい…。
作者の山下明生さんがいうには、これは広島県の敷島に伝わる民話だそうです。引島がいつの間にか敷島と呼ばれるようになったのだとか。
言い伝えでは、鬼はここで命尽きて死んだそうです。山下さんはどうしても鬼を死なせたくなくて、どこまでも海を歩き続ける物語にしたのだそうです。
確かに、南の海を彷徨ううちに、もしかしたら、村人が友達になってくれる島にめぐり合えるかもしれない…そんな希望のかけらを少し残してくれている結末です。
でも、やはり、この物語は、悲しいお話。
ただ、友達になって欲しいだけなのに、それが叶えられず、騙されたり、ののしられたりしながら、重い重い島を引いて歩き続けるなんて、鬼にとっては残酷な物語ですね。
そんな状況なのに、鬼があきらめず、ただ希望だけを胸にひたすら頑張る姿に胸が熱くなってしまいます。
節分の日にどうぞ。
ちょっとわき道
鬼にまつわる物語の中で、本当の悪い鬼の話ってどれぐらいでしょう。
パッと思いつくのは、「一寸法師」や「ももたろう」ぐらい。
あとは、鬼に生まれてしまったために、悲しい思いをするような話ばかりです。
今回のお話もそうですね。
民話にしても、創作物語にしても、鬼は必ずしも悪くありません。
むしろ、どちらかと言えば人間の方が残酷だったりします。
そして、鬼と人間を分けるものって、姿かたちなんですよね。
異形のものに対する人の差別心から「鬼」って現れたのでしょうか?
だとすれば、鬼と呼ばれているのは、実は普通の人間で、鬼と呼んでいる人こそ「鬼」の心を持っている人なのかもしれないですね。
見た目だけで判断しないこと。
本当の心を見抜くこと。
とても大切ですね。
子供たちには必ず教えてあげなければならないことのように思えます。
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『ももたろう』
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ジャンル:民話
読んであげるなら5歳~
自分で読むなら小学校低学年~
再び【ももたろう】のお話。
これは赤羽末吉さんの絵でお馴染みのももたろうの絵本です。
絵本の紹介文に『世に桃太郎の話は数多く語り伝えられていますが、これは再話者と画家が、桃太郎の原型、あるべき姿を追求して作りあげた「桃太郎絵本」の決定版です』と書かれているように、子供が読んでもすんなり納得のいく内容と、桃太郎ならではの躍動感にあふれたお話に仕上がっている作品だと思います。
まず、桃太郎のお話のベース部分は同じです。
ただ、この絵本の独自の印象的な部分は、鬼退治をするきっかけが
カラスが鬼が姫をさらったと告げるところ。桃太郎はこのカラスの話を信じて鬼退治に出掛けます。
カラスが出てくる物語は珍しいですよね。
桃太郎はカラスの言葉が分かるから、犬やきじたちとも会話ができるんだ!と子供ならすんなり仲間集めのシーンに感情移入できるのかもしれません。
また、鬼と闘った後、鬼が宝物を差し出しますが、この桃太郎は
「宝物はいらないから姫を返せ」と言います。
そして、帰郷後、このお姫様と結婚して、めでたし、めでたし。となるわけです。
宝物がいらない&姫と結婚というのも特徴的ですね。
でも、この方が、ちょっぴり夢があって、物語の将来性も見出せて、私はこのエンディングの方が好きかもしれません。
桃太郎は姫を助けるために、鬼退治に行き、助けた姫と結婚した。
この方が桃太郎の気持ちも入っていて共感できますね。
だって、村の人々のために…自分の命を賭けて鬼退治したのに、戦利品は全て村人に分配する…って話では、桃太郎があまりにもいい子過ぎて、ロボットみたいに感情がない人のように感じてしまいます。
人の子(桃の子なんだが)ならば、少しの欲望ぐらい見え隠れしてもいいのじゃない?って。
赤羽さんの情緒溢れる凛々しい桃太郎も素敵です。
定番ももたろうに飽きたらどうぞ。
ちょっとわき道
いやぁ、桃太郎について熱く語ってしまいました。
最終的にUPした絵本のお話が、一番RPGの世界に近い夢のあるストーリーだと思います。
桃太郎の絵本はまだまだたくさんあります。
日本の絵本の中でも数や種類ではトップレベルなのではないでしょうか?
そして、発表会などで演じられる題目でも。。。。。
今回は【節分なので鬼にちなんだお話】をUPしているので、ももたろうもついでにUPしました。
本当は、端午の節句や桃の時期に読んであげてもいいですね。
【節分に向けて鬼をテーマに選んでいます】
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『ももたろう』
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ジャンル:民話
読んであげるなら4歳~
自分で読むなら6歳~
娘が1歳の誕生日頃にばぁばが買ってくれたアニメ絵本。
まだ、絵本を大事にするということが分からなくて、大切な絵本をビリビリと破いたり、放り投げたり、ふんずけたり…il||li _| ̄|● il||li している娘に、これなら許せる、と与えた絵本です。
アニメ絵本は絵本としての評価は低いものの、幼い子供への絵本の導入と考えれば、その役割は果たしているかなとも思います。
ただ、アニメ絵本もさまざまあって、「日本昔ばなしアニメ絵本」のシリーズは安価だし、サイズも手頃だし、読み聞かせやすい話し言葉の文章がいいと思いました。
アニメ絵本の中にはとってつけたように、くどいものや長ったらしい文章の本もあり、こちらは閉口します。
やたらとアニメチックのものも好きではありませんが…。
この絵本は、「桃太郎」のストーリーも面白いし、イラストも迫力があるのでましな方だと思います。
ちなみにこの絵本では、最後には村人に宝物を返しています。
良い子ちゃんに描かれすぎているのがちょっぴり気になりますね。
今ではボロボロになっちゃいましたが…。
ちょっとわき道
アニメ絵本はNGという方も多いのですが、使い方によってはとても便利です。
例えば、検診などで長時間待たされる時やお出かけ等の時に退屈しのぎにぴったりです。
バッグに邪魔にならないサイズも優秀!
子供のためにというより、親に便利な絵本って感じですね。
あと、文面が簡単なので、数回読むと親の方が暗記できます。
だから、お風呂に入りながら物語を話してあげることもできます。
そのうち子供も暗記したりして。。。。
でも、アニメの絵本より、作家さんが描く絵の方が子供には印象深く残るみたいです。。。
絵から伝わる微妙な風合いや感情、絵の持つ力というのでしょうか。
子供の感性を豊かにしたいならば、やはりアニメよりも作家系の絵本がおススメですね。
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『ももの子たろう』
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ジャンル:民話
読んであげるなら4歳~
自分で読むなら6歳~
いわゆる『ももたろう』の話。
この絵本は、おじいさんやおばあさんが、囲炉裏端で孫たちに方言まじりに昔話を語るシーンから描かれています。いきなり、「むかしむかしあるところに…」で始まるのではなく、自分が小さい頃にじいさんやばあさんから聞いた『桃太郎』の話はこんな話だ…という始まり。
それが、妙に優しくて、和やかで、昔話ってきっとこんな温かな雰囲気の中で語られていた話なんだろうなぁと思わせてくれます。
多くの地方で語られているから、脚色されたり、ちょっとニュアンスが違ったりすることもあるでしょう。
でも、冒頭のこの語りがあることで、それも独自の情緒を醸し出して、なおいっそう昔話っぽい雰囲気になっています。
現代版の『桃太郎』は最後は鬼が村人から奪った宝物を返す形になってますが、この絵本では「分けてあげる」形になってます。
あくまでも手柄として描かれています。
個人的にはこの方がリアリティにあふれていて好きなのですが…。
最後に、あとがきで作者の大川悦生さんが、「鬼が島の鬼とは(略)農業に害を及ぼすものすべてをひっくるめて、あるいは、平和な村を脅かすわざわいのこと(略)」と言ってます。
動物たちと鬼退治に出掛けるという日本のアドベンチャーストーリーの傑作である『桃太郎』は、実は生命の誕生を喜び、子を慈しみ育て、自然災害に負けずに立ち向かう昔の農村の希望に満ちた話なのかもしれないですね。
一度は読んであげたい日本の昔話の代表作です。
ちょっとわき道
娘も息子もまず、日本の昔話で知ったのが『桃太郎』。
このお話ってある意味、子供心をくすぐるポイントが沢山ありますよね。
ももの中から赤ちゃんが生まれるというサプライズ!
みかんでもりんごでもなく、「もも」ってところが味噌!!
子供にとってはお尻を連想するみたいです。(本当は桃にも意味があるのですが)
あと、動物たちを次々と仲間にしていくところ。
そして、目指すは鬼退治。
もう、ゲームのRPGの元祖とも言える痛快なストーリー。
一体誰が考えたのでしょうね。
2歳ぐらいの頃は、我が家では桃太郎ごっこなるものが流行り、
娘も息子も腰に100均の刀をさして、ぬいぐるみをひきつれて何かを退治していました。
何かとは…。
それは、旦那だったり、私だったり。。。。
鬼っぽいのでしょうか????
子供の目から見ると。。。
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『せつぶんだまめまきだ』
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ジャンル:民話
読んであげるなら4歳~
自分で読むなら6歳~
節分の行事と一口に言っても、豆まきや鰯を飾ったり、ひいらぎを飾ったり…と様々な謎が多いですよね。
「どうして?」と聞かれた時におススメなのがこの絵本です。
お話は昔話風に描かれていますが、現代にも通じるところが沢山あるので、小さな子供なら違和感なく入り込めます。
まずは煙がもうもうと立ち込める家から子供たちが飛び出すシーンから始まります。煙の原因は鰯。鰯を焼いて立ち込める臭い煙で、家に住み着いた鬼を追い出すというわけです。
次に、いわしの頭を切り取って、串に刺し、ヒイラギの枝と一緒に戸口に飾ります。鰯の臭いとひいらぎのトゲトゲの葉っぱが痛いので、追い出した鬼が家に入ってこないためのおまじないです。
そして、炒り豆。豆には悪魔を祓う不思議な力があると言い、自分の年にひとつ足した数だけ食べると病気にならないそうです。
そして、豆まき。
豆まきの理由はとってもユニークです。
鬼のことを本気で信じているお子さんには、ちょっとおススメできませんが、最後はちょっぴり心温まる内容になってます。
古き良き日本の家庭が送る節分の1日という感じがします。
鬼役はお父さんやおじいさんと分かっている子供たちへ読んであげて欲しい一冊です。
ちょっとわき道
ウチでは息子がまだ鬼を信じているので、この本はタブーにしています。
だって、この絵本、鬼役はお父さんとちゃっかり書いているからです。
でも、紹介したくなったのは、お父さん扮する鬼がやってきた時の兄弟愛が印象的だったから。
もう少し、子供が大きくなってから読んであげようと、温めている一冊です。
でも、「どうしてひいらぎ飾るの?」なんて疑問には、的確に答えてくれている絵本なので、最後だけはお楽しみというカタチにするのもいいかもしれないですね。
さぁ、今年の鬼役は誰かな?
私ではないはず!?
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『おにのよめさん』
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ジャンル:民話
読んであげるなら4歳~
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先日、紹介した『鬼といりまめ』と同じ民話です。が、作者と絵も違うので、全く違う印象の物語になっているのがユニークです。
「昔伊豆の山奥に角が一本でちんちくりんのおにがいました」と始まるこの物語の鬼は、『~いりまめ』の鬼と違い、どこか可愛らしさや愛嬌を持つ鬼です。
で、嫁をやると約束したのは父親で、娘おふくも一人娘ではなく、三姉妹の末っ子として描かれています。
そして、母から受け取った菜種は、おふくが蒔くのではなく、たもとから自然にこぼれてしまうのです。
鬼はとてもおふくに親切でおふくも何不自由なく暮らします。
どうやら、おふくはホームシックになり、春に咲いた菜の花を見て帰宅しようと思います。
『いりまめ』の話と違い、この物語では鬼には落ち度がありません。
比較的最後までいい鬼として描かれています。
ただ、やはり、炒った豆を鬼にやり、豆から芽がでるまではおふくを返さないと言うところは同じ。
そして、
「鬼は外。
ふく(おふく)は内」というセリフもありました。
つまり、ふくは福とおふくのふくをかけているのですね。
これで、ようやく『おふく』の名前が使われる理由もはっきりしました。
最後にこんな文があります。「節分の晩にまく豆はゴロゴロ焦げ色になるまでまくもんさ。もしも、鬼が拾ってまいて芽が出たらたいへん。鬼が娘を連れて行くぞな…」と。
かわいい娘を鬼にやりたくない。そんな親心から生まれたお話なのですね。
ちょっとわき道
それにしても、つくづく、鬼って悲惨な運命を辿りますよね。
ずーっと、鬼の絵本について書いてきていますが(これからもいくつか紹介する予定ですが)、
怖い鬼はまだ出てきていません。
鬼が勝つ話も。。。。
鬼ってほんとうに怖いのだろうか?
って思いますね。
何だか、人間の方がよっぽどずるがしこくて、強い気がするのですが…。
どうですか?
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『鬼といりまめ』
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節分にどうしていり豆をまくか知っていますか?
この絵本は節分に鬼に対して豆をまくことになった由来の話を描いています。
雨を降らせてくれたら、可愛い娘のおふくをお嫁にやってもかまわないと祈った母。すると、鬼がやってきて、実際に雨を降らせ、村は豊作になってしまいました。鬼との約束通り、おふくは鬼に嫁入りすることに。
母は娘に菜の花の種を渡します。そして、鬼の家に到着するまで、種をポロポロまいていきました。
嫁いだものの、鬼は酒ばかり飲んで、おふくは辛くてたまりません。
春になって気がつくと、黄色い菜の花が道を色づけています。
菜の花を辿っていけば、家へ帰れる!
おふくは我慢できずに家へ逃げて帰ります。
「おふくはどこだぁ」と追ってきた鬼に、母はいり豆を投げつけていいます。
「その豆を植えて、水をやって育てて花を咲かせてみろ。その花をもってきたらおふくをやろう」
鬼は豆をまいて、一生懸命育てますが、芽が出るわけがなく、一年後、再びやってきます。
すると、また母がいり豆をまいて鬼を追い出します。
やがて、鬼はこなくなり、豆をまくと鬼が来ないと噂が村にも広がりました。これが節分のはじまりだというお話です。
母親のちょっと口を滑らせた発言が娘の大事に至ってしまう…。
なんとも、現代に通じるような物語です。
でも、母親の我が子を守ろうと必死に知恵を働かせ、娘に菜の花の種を持たせたり、いり豆で鬼を騙したり…、娘・おふくに対する愛情が伝わるいいお話です。
ちょっと鬼が哀れなのが気になりますが。。。。
何だか、鬼がDVの夫で、そこから逃げてきた妻を家族がかばっている…そんな光景が目に浮かんでしまうのは、私だけでしょうか?
節分の豆まきとは、愛おしい家族を守るために生まれた出来事なのですね。
ならば、毎年行わなくてはなりませんね。
ちょっとわき道
娘を嫁がせる時には母親っていろんな知恵を持たせるものなんですね。
民話や昔話にはそうした、母親の知恵がたくさん描かれています。
私が結婚した時に母から言われたことは…
…
…
…
…思い出せない…。もしかしたら、何も言われてないのかな????
でも、娘にはいっぱい言いたいことがあります。
大事な大事な娘ですから。。。。
あぁ、嫁ぐ日なんて想像したら涙が出てきそうになっちゃいました。。。
まだまだ先の話。
ある日突然、できちゃった! はやめてよね。
心臓に悪いから。
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『だいくとおにろく』
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ジャンル:民話
読んであげるなら4歳~
自分で読むなら6歳~
何度橋を架けても流されてしまう川に、村一番の大工が橋を作ることになる。大工が川を眺めていると、急に鬼が水面から現れ、「おまえの目玉をくれたら、代わりに橋をかけてやる」と約束。そして、その約束通り、鬼は見事な橋を作り上げてしまう。
鬼に目玉を取られないためには鬼の名前を当てなくてはならないことになってしまい、困った大工は…。
この物語の中で一番面白いのが、鬼の名前を言い当てるところ。
普通なら、真っ先に既に分かっている鬼の名前を言ってしまうところなのだけど、大工はのらりくらりとごまかします。
鬼には「絶対分かるまい」という自信をもたせて、最後の最後でどんでん返しという絶妙なやり取りが面白い。
赤羽末吉さんの描く絵が、迫力があって、民話風の情緒を醸し出しています。
個人的にはちょっとこの鬼は損ばかりしているなぁ、と鬼に同情してしまう部分もあるのですが、子供たちにとっては最後に大工が勝つシーンが爽快で楽しいみたいです。
読み聞かせの際は、ラストシーンは声を張り上げて読むと臨場感が出るのでおススメです。
ちょっとわき道
節分の季節が近づいてきたので、鬼の出てくる物語を中心にこれから紹介していきます。
それにしてもどうして鬼って赤鬼が多いのでしょうね。
絵本に描かれる鬼はたいてい赤。
紫や黄色、緑の鬼がいても面白いのに。。。。
んで、
子供に鬼を書いてみて、と絵を書かせたら
娘は赤鬼。
息子はレインボー鬼でした。。。。
レインボーもいいかも☆
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ジャンル:昔話
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1月2日に見た夢を初夢と言いますね。
で、初夢って内緒にしないといけないとも言われていますよね。
どうしてだか、知っていますか?
この絵本はそんな初夢に関する疑問を解き明かしてくれる昔話の絵本です。
大金もちの主人が正月にみたよい夢を買おうとします。ところが、こぞうの九助だけは夢のはなしをしません。頑として誰にも話そうとしない九助はついにご主人に追い出され、さらに父親にも勘当させられてしまいます。そして、鬼の大王のいる島へ行って…。九助の見た夢とはどんな夢だったのか、それは絵本を読んでからのお楽しみです。
知恵比べや不思議な道具、そして次から次へと進むお話。
子供も大人も楽しめるお話です。
色鮮やかでダイナミックな銅版画も魅力です。
ちょっとわき道
新年あけましておめでとうございます。
初夢は1日に寝て、2日に目覚める時までの夢をいいます。
さて、あなたはどんな夢を見るのでしょうね。
富士の夢や宝船の夢が吉とも言われていますが、そんな夢って動きがないなぁ…と昔から思ってました。
九助のような夢だったら楽しそうです☆
皆様、よい夢をご覧下さいね。
さて、私は本日から主人の実家へ帰省します。
なので、しばらく(と言っても数日ですが)お休みします。
すぐ、復帰しますので今年も宜しくお願いします!
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